本の感想:中野信子「人は、なぜさみしさに苦しむのか?」
僕はちょっと異常なくらいのさみしがりやである。
以前は1人でいるのがかなり好きで、可処分時間はほとんど1人で過ごしていた。
ところが一転、メンタルを崩して休職してからかなりのさみしがりやになった。
1人暮らしの家で1人で居られなくなってしまった。
不安で仕方なくて、部屋にいると頭がぼーっとなって居ても立っても居られない状態になった。
そんな時、REALITYに出会ってなんとか1人でいることが出来るようになった(同時にREALITY依存になったのだけれど…)
REALITY依存が酷すぎて睡眠が取れなくなり、可処分時間をすべてREALITYに吸い取られるようになったのでREALITYから距離を置くことにした。
そしたら当然、さみしさに襲われるようになる。
どうしたらよいかと思い救いを求めたのがこのタイトルにある本である。
なんでも、人がさみしさを感じるのは人が生き延びるための仕組みだという。
なるほどね、今の時代、それこそ1人で居る時間が長くても問題ないけど、人類史的に考えたら孤立してては死んでしまうものね…
だから、さみしいことはよくないことじゃないよと筆者は言う。
まあ僕は恥ずかしげもなくさみしいと言いまくってるのでこの辺は気にもしてない。
ただ、残念だったのが僕はさみしさを無くす方法を求めて本を手にしたのだけど、なんとかごまかしてさみしさを低減する方法は書かれていたけどどれも自分で思いつきそうなことで、これは!!という方法は書かれてなかった。
これからも僕はさみしく生きていくよ。